20181018 天照皇太神宮
力石
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本堂前の長石 ・ ・ ・
普段は気にしないのですが、石に呼ばれ見てみると、なにやら文字が・・・
読めない ? ? ?
文字が判読不能でしたので、狛犬探訪の久保田さんへ文字の解読依頼をお願いしました。

久保田さんより

年号の方は 天保五甲午年余見ました。
この石屋さんの独特の書き方で五年の五の文字と五月吉日の五の字をくらべてみてください。
うえの一画目の横棒がかなり短く筆をおいた程度に短く書かれています。
その上で天保の干支をみますと、甲の字はかなりはっきりとわかります。
それに続いて午の字は縦線が見にくく、一筆目のちいさなノのところもみにくいですが、午と読めるとおもいます。
天保二年と詠よんでしまいますと、この年の干支は辛卯ですから年号とあわなくなってしまいます。
五月の五比べてじっくりと見てください。
石の文字は玉台石と読みました。
判りやすいところから説明しますと石には現代の石の字のなかの点があります、これはかつて使われていた文字です。
真ん中の台の字も同じく使われていた旧漢字です、台にはこの外うえのカンムリ部分がツチカンムリを使ったりもします。
さて玉と詠んだ文字ですが、一見くずし字ではなく楷書のようにはっきりとこの石工さんは書いていますが、この文字はくずし字を楷書のようにしているのだとかいしゃくしてよみました。
真ん中にノの筆お気がありますが、これを横棒を極端に短く入れてしたに下ろしたとおもいました。
そのノの下ろしを縦棒にしてみますと、横棒が三本に縦棒が入り、その横に点があるとかんがえられます・となればこの文字は玉ということになり、全体として、玉台石となります。
玉台は天皇の椅子を玉座というのとおなじ使い方で玉台とつかっていると思います。
その石ですから玉台石とよみました。少し自信はありませんが。